■ 抄録・要旨
| 配水管が老朽化している場合、その影響が水質にあらわれる可能性が考えられる。そこで、配水管の老朽化状況を水道水質により調査する手法を検討してきた。配水管から水試料を採取する方法としては、配水管上に一定の距離以内に設置されている消火栓から水を放流し採取する方法が現場における作業の負担が少なく実用的である。ただし、採取の仕方によっては消火栓に起因する影響が水試料に生じ、配水管内の水質を正しく評価できない可能性がある。本報では消火栓に起因する影響を低く抑える方法の検討のため、腐食した消火栓から採水した水試料について、開栓後の時間毎の水質の変化を調べた。また、Feの酸化形態についても調査をした。
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